床矯正治療について

床矯正とは、以前から知られている本格的な矯正治療ではなく、体の成長や悪習癖(歯並びを悪くする癖)を修正しながら正しい大きさにあごを広げ、顔の輪郭と歯並びをキレイにする治療法です。
歯が並ぶのに必要な正しい大きさにあごを広げれば、歯を抜かずに矯正できます。つまり、あごを広げて歯を並べる「保存」の立場に基づく非抜歯矯正が床矯正です。

一般的な矯正治療と床矯正の比較

 一般的な矯正治療非抜歯矯正“床矯正”
矯正装置の装着時間1日中装着したまま家にいる時はできるだけ装着
矯正装置の種類固定式(取り外せない)可撤式(取り外せる)
見た目目立つ目立ちにくい
抜歯の有無基本的に抜く矯正抜かない矯正が基本
むし歯のリスクむし歯になりやすい影響が少ない
矯正治療の治療期間2~4年3~5年
矯正治療の費用50~100万円各々1装置につき7万円
矯正治療後の美観審美的機能美

費用が抑えられる理由

床矯正の最大の特徴は、一般の矯正と比べて費用を格段に抑えることができる点にあります。それではなぜ、一般の矯正と比べ費用を抑えることができるのでしょうか?

理由1. 矯正治療だけに頼らないから

本格的な矯正治療では顔の成長が止まってからも治療が可能ですが、床矯正は顔の成長に合わせ、それを助ける形で治療を行います。
そして結果的に治療費が安く上がります。

理由2. 成長に合わせてその都度清算

噛み合わせ装置1個作成につき費用が発生するので、2個3個と作る必要のある子は、その分料金が加算されます。
しかし、1個でキレイに並んだ場合は、最初の費用だけで済みます。これまでのような、高額な費用が一気にかかる心配がありません。

理由3. ある程度でもOK

ある程度キレイに歯が並んだところで、ご本人と家族の意思でやめることができます。
噛み合わせ装置を作らなければお金はかからないので、ご本人が満足すれば治療をやめることができます。費用はそれ以上かかりません。

 

※費用はお子様の歯並びの状態により異なりますので、詳しくはご相談ください。

床矯正治療はこんな方におすすめです

上顎前突(出っ歯)

上の歯が下の歯より前に出ている状態です。上の歯が過度に突出している場合、口が閉じにくく、口腔内が常に乾燥しむし歯や歯周炎を起こすことが多くなります。

下顎前突(受け口)

下の歯が上の歯より前に出ている状態です。食べ物が良く噛めないだけでなく、発音も聞き取りにくくなります。

叢生(八重歯・乱ぐい歯)

歯が重なっている状態です。歯ブラシが行き届かず汚れが残りやすくなります。むし歯や歯周病の原因にもなります。

開咬

奥歯は噛んでいても、前歯が噛み合わずに開いている状態です。食べ物が噛み切れなかったり、正しい発音ができなかったりします。発症の時期によって治療方法が異なってきますので、ご相談ください。

過蓋咬合

前歯が深く噛み合っていて、場合によっては下の歯が上の歯を傷つける状態です。

交叉咬合

通常の臼歯部(奥の歯)は上あごの歯が、外側にある状態が正しい位置ですが、その部分のかみ合わせが左右で逆になっている状態です。
この状態が長く続くと上下あごの歯の真ん中がズレ、同時に顔の変形にもつながります。

じっくりとカウンセリングを行った上で、どのように治療するのが最適かを判断します。まずはお気軽にご相談ください。

床矯正治療Q&A

  • 永久歯の前歯4本が萌え始めた時期に、歯が重なっていたり、内側に萌えていたり、噛み合わせが逆だったりしていれば、床矯正を始めるすごく良い時期です。この時期から始めると時間も費用も経済的になります。この良い時期とはおおよそ小学1年~2年生位です。

  • 顎を広げるというよりは、歯を支えている歯槽骨を、何ミリ~永久歯1本分くらい必要な量だけをお口の中だけで広げるため、顔まで大きくなることはありません。

  • お食事や歯みがき以外は、できるだけずっと着けておいていただきたいのですが、1日最低14時間以上は着けておいてくださいと伝えています。
    できるだけ長い時間の装着のほうが、治療効果は高まります。

  • 早めに始めると、なんでもない永久歯の抜歯を避けられます。
    よく、お母様が歯医者で、お子様の前歯のガタガタについて質問すると「もう少し様子を見ましょう」と言われることが多いようです。しかし、様子を見ても良くなることはありません。結局、様子をみて小学校高学年や中学生になってから矯正治療を始めると、歯並びを良くするためになんでもない永久歯を抜くことが多くなります。

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